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モノを捨てたい病にかかった
つい先日まで、福岡の気候は暑くなったり寒くなったりを繰り返していて、一向に衣替えができませんでした。
そこでとりあえず衣替えをする前に、いったい我が家はどんだけの服を保有しているのかを確認するために、いっちょクローゼットの中身を全部出しまくってみるか、と思い立って片っ端からひっくり返してみました。
すると、出るわ出るわ、冬服だろうが夏服だろうが、1回も触ってないような服たちの数々。
着てねえ!
これも着てねえ!
何だこのクローゼットは!!!!!
今の家は、そこまで広々とした住まいではないので「スペースは有効活用するべし!」と肝に銘じていたんですが、てんこ盛りになった服の山を見て、流石に反省しまして、着ていない服は思い切って捨てまくることにしました。
ここからモノを捨てたい病が始まってしまいました。
モノを捨てたいけど捨てられない人のお役に立てばいいなと思い、わたしがやった「捨て」のもろもろを書き残しておこうと思います。
「捨てる」の基準を考えてみた
まずはクローゼットからということで、過去1年間を振り返って、1回も着ていない服は全て捨てました。「いつか思い出して着るかもしれない…。」と思った服も、だいたいはその後一切着ることがないので、捨てます。あと、先を見越して「これ絶対来年は着ないだろうな」という服も捨てる。形が一昔前に流行ったものだったり、お気に入りでずっと着ていたけど古くなってしまった服も捨てました。
服を捨てている時に、だんだん「捨てる」の基準が見えてきました。
- 過去1年に1回も着てない服は捨てる(冠婚葬祭用は除く)
- 「これいつか着るかも、まだ着れるかも」は、たいてい着ないので捨てる
- 来年の自分が来ているイメージがわかない服は捨てる
- 形が古くなってしまったり、着倒して古くなった服は捨てる
捨てる捨てるって、あんたもったいないわね!!と自分でも疑問に思いましたが、どれだけ後先考えずにモノを買っているかを痛感しまして、かなり反省しました。
結果、服だけで45リットルのゴミ袋5袋分は捨てました。
ただ、どうしても、どう心を鬼にしても捨てられない服ってあるじゃないですか。思い出のTシャツとか。
そういうものは無理して捨てず、「思い出ボックス」を作って、その中に眠らせておきます。
(かといって何でもかんでも思い出ボックスにつっこむのはダメです。)
我が家は無印良品の「パラグライダークロスたためる仕分けケース・大」を思い出ボックスにしています。メッシュで中身がすぐ見えるし、丈夫な素材で使わない時は小さくたためるので便利です。
現在、廃盤になっているようです。リニューアルして下記商品として販売されているようなのでご参考までに。
収納家具そのものを無くしてみた
気持ちよく服を捨て続けた結果、クローゼットの中に置いていた3段衣装ケースが空っぽになりました。ということで潔くこれも捨てました。収納する箱があるから、余計なものが増えるんだ!収納自体を無くせは無駄なものが増えなくなる!そう思ったからです。
わたしが住んでる地域だと、衣装ケースは粗大ゴミ扱いですが、袋に入れることができれば燃えるゴミとして捨てることができますので、ベランダで思いっきり粉砕して粉々にして捨てました。ストレス解消にもなりました。
スッキリしたクローゼット周りを見ていたら、それ以外の部分が、なーんか雑多に見えてきました。
完全に「捨てる脳」になってしまっているので、ここは物が多すぎる!そこも物が多すぎる!この家はなんて物が多いんだ!あああああああ!!!という気持ちが暴走し始めました。
衣装ケースを粉砕して謎の自信がついてしまったので、次は本棚の破壊に手を出しました。
まずは服の時と同様、もう何年も触ってないマンガや雑誌や技術書がたくさんありましたので、読まないマンガは売りさばき、情報が古くなってしまった技術書や雑誌は捨てました。
最終的に残った本は、捨てる前の半分くらいの量になったので、本棚がガラガラに。レッツ解体!
プラスドライバーを延々と回し続け、5分位で木くずへと早変わり。こちらも袋に入るサイズになったので燃えるゴミに。
使っていた本棚は、色がダークブラウンで見た目が重たかったのと、そこそこ高さもあったので、部屋を圧迫していたということもあり、なくなったことで部屋自体もかなりスッキリしました。
ちなみにですが、部屋の入口に立って最初に目に入る、入口からいちばん遠いコーナー(目線に入る位置)に背の高い物があると部屋が狭く見えるそうで、この本棚はまさしくその位置にいらっしゃいました。
そして選抜されて残った本たちは、背が低めの収納家具にチェンジし、そこに収納。収納家具自体も小さくなったので、リビングから寝室へと移動。寝室にはぴったりサイズでちょうどいいし、リビングは広々になってまさに一石二鳥です。
新しい本棚としてお迎えしたのは、無印良品の「パルプボードボックスシリーズ」です。お手頃価格なのに丈夫で軽い!シンプルで組み合わせも自由なスグレモノです。
無駄な収納家具自体を減らすことで、物を置けるスペースに限りができ「とっておきのモノ」を買う癖ができたので、無駄なものをポンポン買わなくなりました。
(そろそろわたしが根っからのムジラーであることがバレつつあります。)
片付け終わった頃に衣替え&模様替え
同じ片付けの要領で、キッチンのシンク下、洗面台の下、シューズボックスと、次々に片付けていきまして、最終的に捨てた物の量は45リットルのゴミ袋15袋分くらいになりました。日中働きつつボチボチやったので、1週間くらいかかりました。
でもその1週間の間に季節は移ろい、ようやく暖かくなりまして、満を持して衣替えに着手。
冬服は100均にも売ってる衣類用の圧縮袋でバンバン圧縮。小さめサイズになったところで、みんな大好き、フェローズの「バンカーズボックス」にじゃんじゃん収納。
冬服たち、また来年よろしくね、といったところで衣替え終了。
気分がいいのでそのまま模様替えもしちゃいました。
ちなみに、バンカーズボックスを大量購入したのち、配送先をまさかの勤務先にしてしまって、アホみたいにでかいダンボールが会社に届いた時の様子がこちらです。
「捨て」に関してはここまでにしといて、模様替え含め我が家のインテリアもろもろについてはまたいつかご紹介するとして、捨てたい病〜入門編〜として、捨てたくなるためのおすすめの書籍をご紹介しますね。
無印良品で働いていらっしゃったとのことだけあって、無印の収納家具をすごく上手に使いこなされていました。古い作り&間取りのお部屋なのに、収納の活用術が素晴らしく、等身大の暮らしづくりされています。
超ミニマリストのゆるり まいさんの本です。モノを捨てたい病、というパワーワードの発案者でもあり、わたしをこの病へいざなってくださった、いわば心の師匠です。この方のお家、まじでなんもないので本当にビビります。
ものを捨てまくってよかったな〜と思ったこととして、前述のとおり「余計なものを買わず、とっておきのものに囲まれる暮らしを目指すようになれたこと」が大きいです。
いつかは今の住まいからも引っ越すとは思いますけど、今の家よりもっと広くて収納がたっぷりの快適な部屋に住むことになっても「とっておきのものに囲まれる暮らし」というのは続けていきたいと思ってます。買う時も慎重になれるし、買ったとしても、とっておきのものをずっと大切に使っていくでしょうしね。
自分にあった暮らしやすい空間を、これからも追求していきたいと思ってます。