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さよなら、あの日のインターネット

いまに始まった話じゃないけれど、最近SNSを捨てたくなってきた。
昨今のトレンドとして、SNSのデフォルトのタイムラインはレコメンドばっかりだ。もはやフォロー・フォロワーなどの機能はほとんど意味がなく、コンタクトを取るためだけに必要な機能に成り下がってる気がする。欲しい情報だけ得たくてフォローしてるのに、そんな気持ちはお構い無しに、どんどん情報が差し込まれてくる。
レコメンドタイムラインが主流になったおかげで、情報の取捨選択をする手間が一気に増えた。興味のある同じ属性の情報でも、考え方違う人のポストがガンガン流れてくるし、自分の美意識では到底許せないものもどんどん流れてくる。
誹謗中傷をはじめとするネット上のトラブルが多くなってきたのも、レコメンドタイムラインのせいだと思ってる。本来であれば触れるはずのない、余計な情報が否応なしにやってくる。しかもその弊害でネットリテラシーゼロおじさんにめちゃくちゃ絡まれる。
余計な情報を取り入れないために、まずは鍵アカウントにすることからはじめて見たけど、外部からのダイレクトな情報は防げても、デフォルトタイムラインがレコメンドなので根本解決にならない。「興味のない情報は自分でフィルターしたら表示しないようにするよ」みたいなスタンスも本当に気に食わない。だったら最初から私のことを知った気になってレコメンドしてこないでほしい。
SNSとは一体何なのか。まじで楽しくない。SNS捨てたい。
だから安心できるコミュニティに属していたいと、ずっと思ってるけど、ここ数年はちょうどいいインターネットが存在していない。(ちなみにこれを解決できるプロダクトを作りたいと常々思ってる。)
安心できるコミュニティってなんだろうか。あの頃の楽しかったインターネットと何が違うのだろうか。
思い返してみれば、ホームページビルダーに必死にかじりついてHTMLとCSSを覚え、テーブルコーディングとかいういにしえの時代を駆け抜けて、SOPHIAのファンサイトを作って遊んでた頃のインターネットはすごく居心地が良かった。
自分のサイトにCGIのチャットやBBSを置き、今日は誰かチャットにいるかな。掲示板にレスついてるかな。そんな感じのことをわくわくしながらのぞきに行ってる時間がすごく楽しかった。
なにより、ネチケットとかいうスーパー死語になってしまった素晴らしい文化のおかげで、みんな優しかった。
人のサイトにアクセスするときは、人のお家に遊びに行くようにお邪魔しますの精神で礼儀正しく、はじめて話す人にはまず挨拶をして、それから仲良くなって。
リアルタイムで人と出会って交流を深めていくときと手順は変わらず、むしろテキストコミュニケーションなぶん、リアルで会うよりも、ずっとずっと丁寧に接していた気がする。もちろん荒らしも居たけれど。荒らしも死語かな。それが今となっては顔も名前も知らない会ったことも話したこともない相手を、平気で傷つける環境が蔓延している。
つまり何が言いたいかというと、わたしが愛したインターネットの日々は、いまのように浴びるように勝手に情報が流れてくるような環境ではなかったわけです。
リンクを飛び重ねていって、思いがけない素敵な情報にたどり着く。検索して、自分の欲しいものは自分で探す。気になったら自分で調べる。そんなことが自然にできていた空間で、わたしはそんな空間がとても好きだった。だからインターネットに夢中になったんだ。
こんな事を言っていると、インターネット老害と言われるでしょう。レコメンド機能のお陰でマーケティングが成り立っていることもあるでしょう。もう変わらないことはわかっているので、自分で努力して距離置くことに務めるばかりです。
でも、あの原体験はわたしにとって大切な宝物なんですよ。このサイトにもBBSとか付けてみちゃおうかな?
ということで、各種SNSアカウントは鍵アカウントにしました。発信はこのサイトをメインにしていくと思います。